実際に見て試着しないと購入が難しいとかつては考えられていた衣料品だが、直近5年間で衣料品の通販売上は63%も伸びて1兆2282億円と通販市場の26.3%を占め、国内衣料品売上の10.3%に達しているから、スタートトゥデイ社のような急成長劇も不思議ではなかった。とは言え、有力セレクトショップなどでネット売上比率が15%を超えるケースが続出し、O2O効果で店舗売上も上向くという過熱状況がいつまでも続くという保証はない。衣料品のネット売上はこれからも伸びるだろうが、スマホ普及の一巡とともに成長率は鈍化に転じるのではないか。消費者は一時の熱気から醒めて実店舗の魅力を再認識し、ネットと実店舗を合理的に使い分けるようになるのだろう。スタートトゥデイ社の減速はそんな曲がり角を暗示しているのかも知れない。
こうしたモバイル端末の普及は顧客に利便性をもたらします。パソコンにしばられていたときは、1日の中でアマゾンを利用できる時間が限られていました。しかし、スマートフォンやタブレットなら、ソファに座っているときでも電車に乗っているときでも買い物ができます。我々にとっても顧客にとっても多くの機会が生まれます。モバイル端末は顧客経験を高めるものだと捉えています。
初めて何かをするときには、必ず授業料を払わなければならないのです。未経験で分からないことがあるから我々は学習します。学習をしている間は投資期間です。うまくできるようになったら、投下資本利益が向上し、その投資は利益を生むものに化けます。